【開催まで76日!】「ごんぎつね」の魅力は、「自分」の読みも、「子ども」の読みも大切にできること。
今日の「ごんちゃんニュース」の時間です。
12日の新規登録を前に、昨年度登録者の駆け込みの登録が相次いでいます。登録いただいている方々から、寒さを吹き飛ばす熱いメッセージをたくさんいただきました。ありがとうございます!!
今日はその中から、「ごんぎつね」の「読み」に関するメッセージをご紹介させていただきます。
・小学生の時,仕事に就いて働く様になった・子供が生まれ歩くようになった30~40代,子育て・仕事に一段落した60~70代などなど、その時その時で「ごんぎつね」は読み手に新たな気付きを与えてくる。読み返して、それぞれが自分の気付きを家族・友達などと話し合えるのが「ごんぎつね」の良いところと思います。(柴犬のくう)
・私の大好きな物語であり、子ども共に学び合いたい教材でもあります。子どもたちはごんと自分を重ね合わせ考えてくれるので、パーソナルな経験が活きて働くのが、素敵です‼️
ぜひ、セミナーで更に深く学ばせていただきたいと思います
宜しくお願いします。 (曼珠沙華)
・今年度、4年生と「ごんぎつね」の授業をしました。ふだんあまり発言しない数名の子どもたちが、たくさん発言をしました。「授業があっという間に感じた」「作品に魅力があると思う」と自分たちで振り返っていました。別の児童は、「学芸会があれば、劇にしたかった」とも話していました。それだけ、子どもたちを惹きつける作品であることを感じました。その魅力について、改めて学ぶ機会として、今回のシンポジウムを楽しみにしています。 (さくらんぼ)
「ごんぎつね」の物語が持つ魅力の一つに、お三方があげてくださった「読み手によって解釈が異なる」というものがあるように思われます。つまり、「教室にいる児童」、「教師」、「教師ではない自分」、「小さかった頃の自分」、「年を重ねた自分」はそれぞれ感想が異なるという読後感の豊かなグラデーションはまさに「ごんぎつね」という物語が持つ力といえるでしょう。
また「さくらんぼ」さんの、「ふだんあまり発言しない数名の子どもたちが、たくさん発言をしました。」という箇所は、子どもの中にある「教室で演じている自分」と「素の自分」の葛藤が透けて見えるようです。「たくさん発言すると恥ずかしい」と思って、普段は静かな自分を演出しているハズなのに、思わずしゃべりたくなる、先生に思っていることを聞いてもらいたくなる……。このように、子どもの背中を押すようにしゃべらせる「ごんぎつね」を書いた新美南吉の筆力には、感服しきりです。
オンラインシンポジウムでは、なぜ読み手によって解釈が異なるのか、ということについても触れていただく予定です。どうぞ当日まで、「ごんぎつね」を読みながらお待ちください。もちろん、メッセージも歓迎いたします。
「ごんちゃんニュース」でした。本日は以上です。
なお、本日までに優先登録が完了した方には2021年1月15日中までにメールをお送りさせていただいております。16日以降に届いていないときは「お問合せ・お便り募集」からお気軽にご連絡ください。
新規登録は12日からスタートします! お待たせしてしまいまして本当に申し訳ございません。
*「ごんちゃん」は、「ごんぎつねシンポジウム」のイメージキャラクターです。新美南吉さんおよび新美南吉記念館とは関係がありません。どうぞご了承ください。
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